■お問合せ先
シンポジウム事務局代行
株式会社アカデミック・ブレインズ
〒540 - 0033大阪市中央区石町1-1-1
天満橋千代田ビル2号館9階
TEL:06-6949-8137
FAX:06-6949-8138
E-mail:elssympo@academicbrains.jp
日時:2011年3月15日(火)10:00-17:00
会場:ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋
URL: http://www.anacrowneplaza-nagoya.jp
シンポジウム:7階「ザ・グランコート」
懇親会:5階「ローズルーム」
東北地方太平洋地震で被災した方々へ
お見舞い申し上げます。
シンポジウムは、予定通りは開催します。


出席御辞退に伴う参加登録費及び懇親会費の取り扱いについて(PDFダウンロード)

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■ご挨拶
自然科学の出発は客観世界を知りたいとする私たちの好奇心であります。そしてその好奇心に推進力を与えるのは社会における人々との出会いとそこに醸し出される共感だと思います。今回の国際シンポジウムでは、そうした出会いと共感からどのように新しい科学が立ち現れるものなのか私の場合を具体例にとり紹介していきたいと思います。
お招きする2人のノーベル化学賞受賞者(Richard Ernst(1991年)、KurtWuethrich(2002年))は私のスイス留学時代の恩師で時代を画する2次元NMRの蛋白質応用につき開発研究を共有致しました。その後私がNMRから電子顕微鏡に越境した際の導き手が米国を代表する電子顕微鏡学者WahChiu教授であり、私の発明の1つである位相差法を応用して頂きました。こうした一連の出会いは東大物理教室時代から始まり、科学の根にある知のファイティングスピリットすなわち未知の世界に立ち向かう心を恩師和田昭允教授から伝授されました。その後自身の研究室を運営するようになり多くの若い人達と出会い、傑出した先達から受け継いだものを彼等に受け渡したいと思うようになりました。失敗の方がほとんどでしたが、いくつかの成功も共有することができたと思います。本シンポジウムではその出会いから生まれた新しい科学を若い人たちに語ってもらうことで責任の一端を果たしたいと思っております。本国際シンポジウムが世界の秀逸と、今後我が国を担う若き逸材との出会いの場となることを願っております。(文:永山國昭)